最近読み返した漫画
・ヤマシタトモコ『異国日記』
・高野ひと深『私の少年』
どちらの漫画もキーワードに「家族との葛藤」「(下の年代を)育てる」があるな、と読み進めています。家族との確執を経験した30代の主人公は、少年・少女に「健やかに育ってほしい」という願いを持ちながら、不器用に関わっていくところに共感が持てます。
『異国日記』の主人公の一人、マキオの台詞
「あなたの感じ方はあなただけのもので、誰にも責める権利はない」
「さみしくない
・・・わたしはね
わたしにとって自分の
感情はとても大事なもので
それを踏み荒す権利は誰にもない
それに 誰も 絶対に
わたしと同じようには
悲しくないのだから」
自他の境界がはっきりしていて、容易に共感なんてしないけど、他者の価値・気持ちを尊重するマキオの姿が素敵だと思います。
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