【論文紹介】子どもの心身症・不登校・集団不適応と背景にある発達障害特性(2)
今回は発達障害児が不登校・不適応をきたしやすい理由についての要約です。
注意欠陥多動性障害(ADHD)
学習障害(LD)
自閉症スペクトラム障害(ASD)
ADHD
1対1の場面なら落ち着いていられるような児でも、多数の子どもたちがいる教室となると刺激はコントロールできずに、衝動的に動いてしまう
不注意による聞き落とし、聴覚把持の弱さ・・・他児と一緒に聞いていることを忘れてしまったり、不注意により情報が欠落して勘違いしていまったりすることもある。その結果、児がその場に適切な振る舞いを理解できない、「自分だけが聞かされていない」「自分は除け者にされた」と受け取ってしまうこともある。これらの失敗経験が重なり、児の自尊感