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【論文紹介】子どもの心身症・不登校・集団不適応と背景にある発達障害特性(2)

今回は発達障害児が不登校・不適応をきたしやすい理由についての要約です。

  1. 注意欠陥多動性障害(ADHD)

  2. 学習障害(LD)

  3. 自閉症スペクトラム障害(ASD)


ADHD

 1対1の場面なら落ち着いていられるような児でも、多数の子どもたちがいる教室となると刺激はコントロールできずに、衝動的に動いてしまう

 不注意による聞き落とし、聴覚把持の弱さ・・・他児と一緒に聞いていることを忘れてしまったり、不注意により情報が欠落して勘違いしていまったりすることもある。その結果、児がその場に適切な振る舞いを理解できない、「自分だけが聞かされていない」「自分は除け者にされた」と受け取ってしまうこともある。これらの失敗経験が重なり、児の自尊感情が低下、集団不適応・不登校、反社会的行動などの二次障害をきたす


LD

 読み書き障害があると、年長になるにつれて学習上の困難さが全教科に及ぶようになり、本人の努力にもかかわらず、成績が振るわない。さらに、学習面以外に問題がないので、障害に気づかれにくく、保護者や教師から「好きな教科しか勉強しない」「やればできるのにやらない」と見られがち。

 自分が努力していても成績が振るわないことに周囲より先に気づき、誰にも理解されないために孤独感を味わう。授業の内容についていけなくなると、当然のことながら学級にいることが苦痛となり、身体症状を訴えたり、不登校になったりする。


ASD

 興味の偏り、自分のルール、こだわりにより他の同年齢の児と同じようにふるまうのが苦手であるとともに、合併する感覚過敏により多人数集団への適応が困難。特に知的に遅れのないASD児は、発達特性による振る舞いや行動を、周いから理解されずにわがままと思われていたり、叱責の対象となっていることも少なくない。

 何らかのトラブルがあったときに被害念慮やフラッシュバック現象を起こしやすい。


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高機能自閉症スペクトラム障害児が不登校になりやすい理由

・同年代の他の児と興味対象が異なる

・教室のルールに合わせるのが難しい

・感覚過敏のため、教室に入りづらい

・「行くのが当たり前」という常識が通じない

・言動が目立っていじめの対象になりやすい

・知的水準にそぐわない学業上の困難さを合併することがある

・記憶が鮮明で不快感・不安が反復しやすい

・外見では特性が理解されにくい

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